2008年05月29日
後発白内障
白内障の手術をした直後は、よく見えていたのに、時間の経過とともに次第に視力が低下してくることが時にあります。 後発白内障といって、眼内レンズが入れてある袋(水晶体カプセル)が濁ってくるために視力が低下します。全員がなるわけではありませんし、 片眼だけのこともあります。
左図の方は、視力0.15(矯正不能)です。「手術したあとは良く見えたのに、3年たってまた見えなくなってきた」と、不安そうです。 「大丈夫です。YAGレーザーでよく見えるようになります」と説明しました。
ミドリンP点眼薬にて散瞳後、YAGレーザーを濁っている水晶体カプセルよりやや後方にピントをあわせて、 YAGレーザーを照射します。痛みはありません。入院の必要もありませんし、外来治療ですみます。
YAGレーザーにより眼内レンズにピット(傷)やクラック(亀裂)を生じないように注意深くレーザー照射する必要があります。
(写真掲載は、ご本人の了解を得ております。)
左の写真はYAGレーザー直後です。やや散瞳不良の方です。
切開方法は①十字切開法②円形切開法があります。
いつも十字切開法で行っています。円形切開法では、円形に切り取られた水晶体カプセルが浮遊し、飛蚊症を生じるためです。
翌日、視力は0.8(1.0x-0.5D)に回復しました。とても喜んで見えました。
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